掃き溜め

ひとりひとつのLOVEじゃ足りないんじゃない?

お気持ち表明

 

「お気持ち表明」って言葉の響きが好きです。

といっても、今回は私の気持ちをメモ代わりにツラツラと書くだけなので日本語としては不適切なのは重々承知です。といっても、こんな辺境ブログを見てる人間なんて限られてると思うので何も考えないようにしてください。

 

さて、Mマス福岡の記事を書こうと思って早数ヶ月。新年度初めから担当上位を闘ったりその他諸々で社会や企業と闘ったりしてたら梅雨が来ていました。こんな形かつネガティブな話題で筆を取りたくなかった、というのは正直な気持ちなのですが、もうコレくらいしか自分の鬱憤を晴らす手段はないと思い、仕方なく今回の記事に至りました。

 

厳重注意とか活動自粛とかいった一件がキッカケで本稿は書かれた訳ではありますが、別に彼らに対して物申したくて書いてる訳ではない、ということはご理解ください。

そこには個人のスタンスとして、所詮ひとりのファンである自分は彼らの言動について述べるべきではない、という考えがあることが大きいです。人前に出る彼らには相応の振る舞いが求められるのは正論だと思いますが、その「相応の振る舞い」を規定するのは社会(ここには法や社会倫理などが含まれます)であり、自分のようなファン個人ではないと思っているからです。また、自身の性格・言動などのパーソナリティ面は他人から言われた所で根底から変えられる訳はなく、本人達の心掛けに委ねるしかない部分もあります。(これを他人が変えられるとしたら、とっくの昔にあらゆる不祥事は現世から消えているでしょうね)

要するに、ステージ上とそれ以外を混同して見る必要はないしむしろ見るべきではない、という話です。

 

そういった考えの元、彼らの応援を微力ながらさせてもらっている身として、そしてステージ上の彼らを好きになった身として、私は彼らを待つ事を選ぶのだと思います。

我々がファンを辞めるのは簡単だけれども、彼らがステージの上に立ち続けてくれる事は難しい。それでも、今まで通りの生活を選んでくれるとしたら、そして姿をまたいつか拝見する事ができたら、私は嬉しいです。

 

 

 

さて、先程「選ぶのだと思います」と断言を避けたのには理由があります。決して言葉のアヤではありません。

そして、ここからが本題です。

 

 

私が個人的に一番悲しかったのは「ファン」を名乗る方々から発せられる言動でした。最初の発言って、思ったより本音が出るんですよ。強い言葉を語る方は、大体批判から入るんですよね。

でも、その言葉は悲しみや遣る瀬無さから来る物ではなくて、誰かに焚きつけられた怒りや不安だと言う事に気付いていてほしかった。自分の頭で考えた故の結論なら、何も言わない。でも、その怒りのキッカケは本当に自分から発されたものだったでしょうか?

「〜が可哀想」「〜に謝れ」「〇〇やめろ」なんて言葉が一番象徴していると思います。貴方が好きなのはグループではなくてその個人で、都合の良い時だけ褒めて、都合の悪い時は平気で貶すんですから。まあ別にそれは良いと思います。好きな人に甘いのがファンという生き物ですから。でも、好きな人の事は自分で見た事しか信じないのに、他の事は他人からの伝聞を信じ込んでマトモに一次ソースも確認せず、脊髄反射的にマイナスの感情を発するのは如何なものなんでしょう。

そんな人達に可哀想なんて言われる当人が可哀想だと、私個人は思います。貴方が盾にした彼らには、想像以上にヘイトという名の矢が刺さっているのだから。「万が一の事態」がまた起きた時、矢が再び放たれるのは、貴方達に向けてではなく彼らに向けてなのは、重々分かっているでしょうに。

無責任な悪意で、彼らも彼らを好きな人達も、もう傷付けて欲しくない。勿論、矢を向けた貴方の好きな人も貴方も、傷付いて欲しくない。

 

こんなことは別に初めてじゃないんですよ。でも、同じ事を何万回繰り返したって何も状況は変わらなかった。むしろ悪化していっている。自分の好きな人が叩かれれば火の玉になって怒って、嫌いな人間がヤラカせば火に油を注ぎ続ける。そして燃え盛った火が燃え広がった結果、すべてを焼き尽くす。そんな人の多さに辟易してしまった自分がいます。

こんなネガティブな内容、匿名で書いた方が良かったとは思うのですが、敢えて名乗って語る意味は、決してこの話が特定の界隈の話じゃないと思っているからです。当然賢い方が多いのは分かっているんだけど、それでも声の大きい馬鹿(口が悪い)は全くやめようとしないし、同じ展開を繰り返し続けるし、毎回その度に傷付いて離れていく人がいる、それが嫌なんです。

 

自分の好きを決めるのは他人じゃない。自分のこだわりは高らかに宣言する割に、マイナスな事だけは他人の意見に流される人が後を絶えない。そんな人達に、都合良い時だけ色々御意見番の如く褒めたり貶されたりするのが許せないんですよ。そんな人達が「ファン」を名乗り、同じ会場で同じ景色を見ている。自分が特別だなんて全く思いません。でも、少なくとも、思考停止したまま当人を目の前にしたら言えないような汚い言葉を投げ掛け続けるような人達と同じにされたくない。それだけです。

 

自分の好き嫌い、信じる信じない、応援するしない、そんなの自分の価値観で決めなよ。貴方が応援しようと決めたんなら、それは貴方だけの宝物だよ。だから、それを人を傷つける武器には決してしないでほしい。

ここに書くのは自分自身への戒めです。忘れそうになった時、過去の私が未来の私を刺してくれるように。

 

 

 

「ファン」という共同体で見られる事に嫌気が差してしまっている事に気付いてしまったものの、「ファン」でしかない私はどう生きていくべきなのか。まだ考えないといけないなぁ、と思いつつ、眠いので寝たいと思います。前は諦めがついていたし、それも共同体であるファンの魅力だなって思ってたはずなんですけどね。

 

こんな僻地で説教みたいな文を読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

 

はじめての担当上位 ~ライプロという闘争編~

 

硲道夫さん「顔を上げなさい」

硲道夫さん担当Pの私「(あまりの顔の良さに人生が狂わされる気がするので)勘弁してください」

 

 

モバを知ったきっかけは友人が走っていたアイスイベ*1で、昨年の8月半ばからモバを始めた私*2でしたが、先日やっと初めての硲先生上位に直面する事になったので、その記録を残していこうと思います。

私だって福岡でエモのエモだった記憶を書くのが先だと思ってたんですけどね、何にせよ担当ソロの記憶が全くなくてポエムしか書けないので筆が止まってたんですよ。そうしたらのぞミラ。もう大変ですよ。情緒が地獄。はざマーリン。そう、私はマーリンで約180連分の石を溶かした女(過去最悪の爆死)。セクゾ大阪よりのぞミラ。一緒に大阪行ってくれた皆!ラビン様の話ばかりしてごめんね!!!でも皆も福岡の話(記憶が全体的にガバガバ)しかしなかったからお互い様だよね!!!記憶はない!!!

(次郎ちゃんのヲタクだと思っていた友人は知らぬ間にステ玄武くんで爆死していた)(雨彦さんガチ恋の友人は現在ステ都築さん爆走中らしい)(色々と大変だと思うけど皆生きてよ)

 

割としっかり記録は取っていたと思うので、リアルな初心者P(Mステ事前登録時期〜アニメ前)向けの1枚取り(1000位)を目指した結果を書こうと思います。あまりに生々しい記録ですが、どこかの誰かの何かの参考になる事を祈って。

 

 

———

 

そもそもの資産

ゼリー…ハーフ約250個、フル120個

バー…ミニ約520個、フル140個

おみや…約80個

思い出メモ…約170枚

 

ユニット編成(ヤバい)

通常

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都築さん誕生日特効時

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神谷幸広さんと都築さんは友人からお借りしました。ありがとう。彼らがいたおかげで割と戦えました。それまでR中心にトレードしてたらこんなもんじゃないですか……それまでの課金は月初め(お金に余裕があった3ヶ月くらいは買ってたはず)のバーとVD、WDくらいかな…あと正月に復刻ガシャも引いた気がする……

恒常敷き詰めが初心者にとって強いのは分かるけど、担当が並べられないのはあまりテンションが上がらなくて…へへ…しかし正直グロい……

インVi寄りのデッキ構成なので、メンViと組み合わせるのが賢明だと思った結果ですね。ポイント報酬のなおくん(可愛くてカッコいい)がインViで本当よかった……Viで殴りに来るもふ好き…(福岡の後からもふが気になって仕方ないヲタクの墓)あとは他の兼ね合いと基本値の高さを考慮してピエールくんを召喚しました。色々とバラバラだったけど、この辺が綺麗に揃えば多少発揮値伸びたかな〜

Pop35%、マガジン35%に偏らせた場合の発揮値は120〜150万(通常時に15000枚販売)、150〜180万(特効時。ラジオ32%程度)くらいでした。どうしたって激弱。パッション1つで運が良ければ200万乗る、みたいな感じですね……お借りしてるのに弱い…元が弱いんですよ…特効の時は5個パッション使うと500万オーバーして嬉しかったです!ひたすら楽しかった!この感想もまあ見事に雑魚って感じですね!

 

走り方のプラン

最初はノーマル→一旦3000枚販売でハード解放→15000枚貯めたらライブを行う→ボナタイ着火→ハードでひたすら走る→ボナタイが切れたらまたライブ→ボナタイ着火→販売→……

の繰り返しでしたね。割と脳筋。これでずっとチケットは溜まるので、マイナスになることは絶対にないです。15000枚販売ならほぼ確実にボナタイ突入するはず。たまに全然突入しないこともありますが、どうせ後で捌ききるチケットですので容赦なく捌けばいいと思います。

販売内容に関しては、特大は絶対抑えつつ販売内容をデッキ属性に寄せていくことだけを心掛けました。これだけだとよく分からないと思うので、有志の方がデッキ属性に合わせた仕事傾向表を作って下さっているものを頑張ってツイッターで探してください(ヤケクソ)。我が軍(Vi寄り)の例なら、販売優先順位は、わんぱくやさん(キッズ×マガジンのメンVi型)>スムーチ(ティーン×マガジンのインVi型)≧らりるれラジオ(キッズ×ラジオのメンVo型)>その他(マガジンかキッズどちらかを含むもの優先)

になるわけです。普段だったらティーン(インテリ)に寄せますが、今回特効の関係上キッズ(メンタル)に寄せています。媒体は一貫してマガジン(Vi)。ライブ時のボーナス倍率に直接関わってくる以上、年齢層よりも媒体のパーセンテージの方が重要っぽいです。実際はどちらも綺麗に偏らないので、それぞれが最大になるのを目指すくらいの感覚でいいと思います。発揮値で他の人に勝てない以上、戦いは数だよアニキ!本当に大量にチケットを稼ぐ事だけを考えた方がいいと思います……

初心者の利点として、レベルアップが早い事が大きかったです。150前半(確か152)から182までイベント時だけでレベル伸ばしてます。全快のタイミングを計算しつつ、ゼリーを飲んだりバーを貪ったりするだけ。今回から1歩につき体力50消費だったので計算しやすかったです。半端(例えば30くらい余る)が出る時は半ゼリーで調節。キリが良ければフルゼリー。バーも同様の使い方でした。おみやをminiちゃん達に食べさせつつ(普通のおみやだと色々持ってきてくれることを初めて知った。贅沢なminiちゃん達である)、パネミのシールは即ミニバーに変換して、ただひたすらにチケットを捌くマシーンになりました。

最大動員15000人なんて言わずに、ここまで来たら55000人とかで東京ドーム級の会場を抑えたいなぁ、なんて言いつつ、ひたすらに売る。ライブする。売る。VDの時も思ったんですけど、ひたすらにライブをさせられるアイドル達の体力とか精神とかが途中から心配になってきますね。100枚単位でライブし続けたVDの時は、本当にアイドル達に悪い事をしたと思っています……

覚悟を決めれば早い。1日3時間もゲームをしていないと思います。空いた時間を使って短時間にどんどん貯めるのだけを前半は繰り返していました。後半(今回だと朱雀くん特効辺りから)は同じペースだと流石に順位の落ち方が派手になってくるので、せめて前日の順位はキープできるようなペースで進めていた記憶。

 

実際の順位とポイント

4/1 22:30 2404万 999位(初日からKAT-TUN)

4/2 23:30 7392万 578位(特効でテンション上がる)

4/3 23:15 1億 600位(この時点でチケットが85万枚あったらしい)

4/5 0:30 1.279億 823位(ピークで100万くらいあったチケットを30万枚位千切った)

4/5 23:20 2.023億 686位

4/6 1:00 2.344億 583位(チケットをほぼ千切り終わる。ギリギリ限界)

4/6 10:00 2.634億 658位(流石にヤバいかもしれない…って電車と説明会会場の御手洗いで追い込む)

4/6 12:59(世界中手に入っても 君じゃなきゃ意味ない)

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 ナッシング!!!

そう!私は!初回から爆死芸人になったのです!!!!!スゴォイ!!!

 

購入品(資金難によって予算10k)

ラスパ5000 ×2

ラスパ1000 ×2(焦って最後10分間に買った。焼け石に水だった。)

 

 

 

———以下反省文———

 

アイテム残量

ゼリー…ハーフ約50個、フル約60個(トレード用)

バー…ミニ約20個、フル約40個

おみや…約40個

メモ…約100枚

よちよちの赤ちゃんじゃん……って備蓄になってしまいました。フルが余っているのはマイが付かない物たちだからです。貧乏人の性で使用への躊躇いが生まれてしまいまして…

限定ゼリーとかバーは微々たる物すぎて記録にも残っておりません。あんなのボナタイ中に一瞬で溶けるわ。トータルすると、ゼリーはフル換算で250個、バーもフル換算で150個くらい齧った計算になるのかな?(ガバガバ計算文系太郎)

ゼリーはともかく、ミニバーが一瞬でなくなっていきましたね。ミニバーを名乗るのをやめて柿の種とかに改名したらどうだろう。マラソンとかライブとか他の形式を走ったことがないので消費量が多いとか少ないとかよく分からない…分からないんだ……

 

敗因

・ラスト3時間ほぼ放置だった

それ以外の時間も基本放置が多かったと思います。主に原因は終活ですね。こんな時期なので説明会とかで流石に忙しかったです。皆新生活の時期なのにどうしてあんなに張り付けたの?特に最終日、君の話ですよ……12時半終わりの説明会に出て、40分位にモバ開いたら絶望の順位(1050位)で、歩きながらラスパ課金をしつつ、改札前で人待ちのフリをしながらイベント終わりまでチケット捌いてたのは一生思い出したくない。追いつかない。絶対貴様の所の内定を取ってやるからな、と直前まで選考会に参加していた会社の志望順位が1位になった瞬間でしたね。御社♡首を洗って待っててほしいな♡

 

・デッキが貧弱

割と深刻な問題ですね。余裕圏内だとあまり気にならないんですけど、ボーダー付近かつ終了時間間近の時とかは流石に初心者であることを恨みました。発揮値=ポイントなので、初心者がラストスパートで離された場合、基本追いつけないと思った方がいいと思います。諦めろ。

 

・ボーダーを見誤った

色々言ったけど、これが1番大きかったかな……前回のVDボーダーが3億だったことと比較した上で、日数は短めかつ新生活期間、特効日数は前回と同じ…などということを踏まえて、よく伸びても2.5億位だと考えていました。特に最終日までは控え目だったから、最初は2億程度だと思ってた時期もあります。まさか前回と同じ結果になろうとは。怖い。慢心ラインが同じような人が多かったのか、3億で止まって!!!って言ってた人結構見ましたね。

ライプロは途中結果より最後の数日間の数字の伸び方を比較した方がタメになりそう、という主観。場合によっては前日比2.5倍くらいの値は見た方がいいのかもしれない……

 

 

———

 

感想

色々愚痴を書きましたが、初めての担当上位、こんな結果でも結構楽しかったです。順位がガンガン上がるしチケットはどんどん貯まるし、変なアドレナリンがドバドバ出るんですよね。しかし終わった後の無気力感は酷い。このレベルの雑魚でも長チケが最終的に2000枚以上あったので、豪運の方ならあんたんで2枚目も夢じゃないと思います。私は恒常SR3枚、限定R4枚でしたけど!わあリアル!

ドバドバ課金できてゲームする時間が無限、というのが1番だとは思いますが、中々そうはいかない上に、アイテム消費が酷いらしくて取っ掛かりにくいライプロ。それでも案外、様々な贅沢を言わなければ初心者で時間がなくても闘える形式という事をお伝えしたくて書いた次第であります。トレードした方が安いのは重々承知ですが、案外走った思い出って笑えるもので、近いうちに別の担当(クリスさんは終活終わってから来てね)が来ても十分戦える自信でいっぱいですし、終いには何故かラビンくんをチェンジさせる自信まで湧いてきました。現段階では手元にひとりもいないですけど。へへ…… 

特に今回は福岡の直後。あんな最高のステージを見せて貰った後だったので、硲道夫さんへの感謝の気持ちで走っておりました。担当が世界一な世界に今日も感謝です。アイドルという存在は数多の死体の山の頂点に座ってこそ輝く存在だ、というのが持論なのですが、その死体の一部になれたことは寧ろ誇りでもあります。

私が硲先生を輝かせたんですよ、お分かりですか?

 

色々と寛容な友人達を始め、メッセージ欄に書いたりツイッターで呟いたりしたら、沢山同僚申請をいただいたことや、暖かい声を掛けていただいたことなど、本当に嬉しかったです。結果があまりに残念だし、こんな結果で体験談を書いてしまうという恥ずかしさもいっぱいですが、ありがとうございました!

 

……まあでもライプロはもう二度と走りたくないかなーーー!!!ライプロ、ホンマしんどかったーーー!!!一緒に戦った硲Pの皆様、本当にお疲れ様でした!次は勝つ!!!!!!

 

 

 

 

*1:「ポチポチゲー辛くない?」とか言っていた。御察しのように、後に担当になる硲道夫さん上位である

*2:リゾートウエディングの時期。クリス先生の顔の良さに屈服して担当になる事を決意する

プロデューサーになれない私の話

 

 

「そういえば…さん、アイドルになったって」

 

高校以来の友人が、携帯を見ながら突然呟いた。

「誰それ」

金曜の夜の大衆居酒屋の中は大変盛り上がっていて、目の前にいる友人の声もよく聞こえない。氷で薄くなった酎ハイをあおり、手元の焼き鳥を口に運んだ後、名前を聞き直すのも面倒で適当に会話を合わせる。彼女が話題に出すということは、高校の同級生辺りだろうか。

「覚えてないの?ほら」

スマホの画面に目を向けていた彼女は幾つかの操作の後に、私へ携帯を差し出してきた。ギラギラかつピチピチの衣装がやたらと目につく。まるでアルミホイルを身体に巻き付けたみたいな。ううむ、天下の某アイドルグループもこんな格好してなかったっけ?アイドルってこんなものなのかね?

「ねえ、この衣装」

「衣装なんて今はいいから顔見てよ!本当に覚えない?」

その3人は、若さをウリにするというよりは妙齢の雰囲気を漂わせていて、それがまた衣装とミスマッチで笑ってしまう。どちらかと言えば、顔だけは役者とかにいそうな系統。

……ああ、思い出した。

「この人のこと?」

センターで奇妙なポーズをしながらニッコリ笑う彼には覚えがあった。私達が卒業する年に新任で入ってきた人。甘いルックスで後輩達には人気があったような気がする。「先生は手◯くんに似てるんですよ〜」なんて。

「舞田先生の話もしたいけど違う!今は硲さんの話してんだって!聞いてた!?」

指された先には、無表情で奇妙なポーズをキメる男がいた。

 

 

「硲さん」こと硲道夫を、私は知っている。というより今思い出した。私の高校1年生の時の数学Ⅰの担任。睡魔に連戦連敗だった昼休み明けの授業でも、苦手だった数学の補習でも、地獄の追試でも、留年の危機で泣きついた職員室でも、この顔を見なかったことはなかった。私の輝かしき青春に水を差した天敵。私は数学が嫌いで、彼が嫌いだった。

あの人を先生なんて呼びたくなかったから、さん付けで呼んだりしていた。友人が彼をさん付けで呼ぶのは、完全に私の影響だろう。

それもあって、2年生からは文系クラスに進んで、卒業に必要な分だけ数学と関わって、数学が受験に関わらない大学を受けて、今は大学生をしている。数学の存在も、それに伴う当然彼の存在もすっかり忘れてしまっていた。

 

 

「この憎き顔、思い出したわ…」

私の知るかつての彼は裸眼だった気がする。少なくともこの写真のような眼鏡の印象は全くない。アイドルなのに眼鏡、笑ってしまう。普通は眼鏡→コンタクトの経緯を踏むと思うのだけれど。高校デビューだって大学デビューだって、そうやってCMしてるじゃん。眼鏡に撮影用のライトが反射したりしないのかな。想像したら笑えてきた。酔いも回ってきたし。

 

「じゃあ何?あの硲さんと舞田先生がアイドルやってんの?本気で?学祭の余興ではなく?」

「今度メジャーデビューするんだって。うちの高校では大騒ぎらしいよ〜教師副業禁止だろうし教師やめたんじゃない?」

「でもさ、硲さんが教師辞めるなんて、想像付かないね」

「本当それ」

「テレビとか出るのかな」

「絶対放送事故じゃん」

などと酔っ払い独特の要領を得ないやり取りを繰り返した後に、「面白そうだしコンサート行こっか」と言ったのは、友人と私のどちらだったか。

翌日には友人から「チケットの手配はできているので♡」なんてLINEが来ていて笑ってしまったけれど、あまりにも「かつての恩師(恩を感じていないけれど)のコンサートに行く」という実感と経験がなくて、ふわふわとした気持ちのままだった。◯oogleで調べても流石に元担任がアイドルをしていた、なんて経験談はなくて、余計ふわふわせざるを得なかった。

ライブ当日でも当然そんな実感は湧くわけもなく、やたらと良い席に座っても、開演で照明が落ちようと、沢山の人が歓声を上げようと、何か「そこまでは」非現実のような気がしていた。

 

 

硲さんって、こんな顔してたっけ。客席の歓声と視線を浴びながら、ガシガシ踊り、高らかに歌い上げ、MCを淡々とこなす彼は私の知っている『硲さん』ではなかった。これはなんだろう、誰なんだろう。まるでドッペルゲンガー、或いはIF。別の世界線の「硲道夫」を見せられているような気分。元担任がアイドルなんて面白い、なんて感情はどこにもなくて、違和感がどんどん膨らんでいく。

「硲さん、変わったね…」

「そう?それよりも舞田先生カッコいいじゃん〜山下さんも超好み、マジああいうの好き…」

 私の違和感は友人にも共有されず、そのままライブは進んでいく。MC中とか曲間とかに、時折「道夫ーーー!!!」なんて声が聞こえたけど、聞いていないかのようにシカトを決め込む彼には少し安心感を覚えた。そりゃ元教師だし、自分の授業中に声出されるなんて信じられないよね、分かる。

 

 

……分かる?私が?硲さんを?知ってるの間違いじゃないの?

なんだかんだで、自分がライブに夢中になっている事に今更気付いてしまった。ああ、恥ずかしい。でも今日が最初で最後。これをネタにして私と硲さんのエピソードは終わりだ。定期的にスベらない話にしてやろう、同窓会に居たら笑ってやるんだから…

などと思っているうちに彼らは四方に花道が広がるステージ上を動き回り、目的のアイドルがすぐ近くを通るということで、ライブ終盤にも関わらず会場のボルテージが更に上がり始める。硲さんは相変わらず無表情にズイズイと花道を進んでいたが、偶然私達の目の前に止まった。

 

 

「はざまさん」

ファンの歓声に掻き消される位の声だったと思う。呼び掛けというより、独り言のような。でも、その瞬間目があった様な気がした。ステージ上の彼の顔をもう一度見上げた。ライトの反射で眩しかったけれど、目を凝らしてはっきりと見た。私はこの顔を知っている。卒業式の日、進学先を報告すると「そうか。合格おめでとう」と言ったときの、少し口角を上げるだけの微笑み。

 

 

彼は、私の知っている「硲さん」だった。

 

 

コンサート本編の最後に、光線銃のレーザー光が偶然にも私達のいる一帯を照らした。そのサプライズに周りから悲鳴が上がる。

バキュン。

 

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私が恋に落ちる音に似ていた、なんて月並みかもしれないけれど、その音とあの笑顔が忘れられなくて、恥ずかしながら今日もS.E.Mの授業を受けに行ってしまうのだ。

 

記憶の中の「はざまさん」は大嫌いな数学教師だけれど、これからの「硲さん」は大好きなアイドルだから。

 

 

 

ーーー

 

……という景色が見られると噂のアイドルマスターSideM はいいぞ。などという話を長々としたかった硲先生に落ちた女の夢小説という名の妄想(人生初)です。せむくん推し。最初は山下先生だろうな〜と思って始めたのにこのザマよ…

 

個人的には、せむくんを普段自分が三次元アイドルを見ているみたいに、客席から遠巻きでステージの上の彼らだけを見ていたいんですよね…でもプライベートの様子を聞いて毎回ざわめきたい気持ちもある。「皆で鍋パして映画鑑賞する三十路可愛すぎ…生きてることがファンサだよ😭🙏✨」とか、「山下先生と競馬行きたい…」とか「ベスゲ続編はよ」とか言っていたい。多分向こうの世界線の私もベスゲゾンビ。すぐヲタクはゾンビになる…

Mマスの世界線では、プロデューサー目線とファン目線があって面白いな、と思います。情報として与えられる物はP目線の物ばかりだけれども、そこから透けて見える、彼らの「アイドル像」を想像できるのが楽しい。

そうはいっても結局、理想と現実のギャップの間で揺れた結果、理想に近づけていくアイドルたちの作り出す世界を見ているのが好きなので、どうもプロデュース願望が低いらしいです。先述の通り、アイドルに落ちる瞬間や仕事内容に対して湧いてる様子を想像したりしている方が性に合いますわ。

 

と言いつつも、本家の方もMステの方も滅茶苦茶楽しくゆるくやっていますし、キャラが濃いから常に新しい発見があって面白いなって思います!あと皆いい子だしいい人だなって!ファンを大切にしようという気持ちが常に伝わってきて、ヲタクは泣いてしまいます。315プロのアイドル、全員売れて欲しい。売れてくれなきゃ困る。

ファンならどうしても叶えたい夢である「自分の好きな人たちが売れる」を自らの手で叶えられる、というのがプロデューサー業の良い所なんでしょうね。

 

  

そんなMマスくん、10月からアニメが始まるそうです。完全新規でドが付くほどのニワカですが、この波に乗らなきゃいつ乗るんだ!って思って、新規らしく素直に楽しもうと思います。まいたるイベも始まるし大変だよ全く!シャニライもネロ祭のFGOもあるんだからさ!やることだらけじゃん!硲先生のガチャRで人生が狂う音がしました。私の好きな男達が演技派すぎて世界の皆ごめーーーん!!!気弱なエンジニア系ギークも、チャイニーズマフィアも、幼稚園の先生も、憧れの先生も、全部全部似合う男で本当世間ごめんね!悔しかったら彼の才能に惚れてください!

何故かグリーンマイルスタミュもチケットがご用意されなかったので、その分の資金と時間は全てこちらに回りました。インテリVi特化アイドルを好きになりがちな私の成れの果てです。シゲアキ先生に会えないなら九十九くんに会えばいいじゃない…カミュ様(と中の人)に会えない日々は古論クリスさんに埋めてもらえばいいじゃない…別に泣いてませんし…

 

 

色々と長くなりましたが、プロデューサーになれない節操なしヲタクな私の「お祭り騒ぎ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損!」という話でした!長くて申し訳ない!

次会う時は皆でサマーホリデーごっこしようね♡ 

 

 

追記(9/13)

復刻1stガチャを引きました。

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ちょっと反則だな…って…

私の中の夢女がオイオイ泣いています。公式が私に寄せてきたみたいな所ある(そんなことはない)(後出しジャンケンだ)全然こんなカードの台詞知らなかったから、本当嬉しかったんですよね…Mマス時空にも確実に元生徒のファンがいる…

 

 

 

特異点J 深淵紫恋汐留プリンス

 

お久しぶりです。記事にするネタは大量にある上に、8割方書き上がっている記事は3つ程あるのですが、全て自己満足の妄想パロディーネタ*1だったためにお蔵入りにしました。いつか気が大きくなったら、インターネットの大海に放とうと思います。

 

 

さてさて、いよいよNEVERLANDが発売されましたね!「百聞は一見に如かず」という諺がありますが、「百見は一聞に如かず」と言い換えるのに相応しい世界がアルバムNEVERLANDには広がっています。単なる噂で留めたり、単なるアイドルのアルバムとして敬遠するには、あまりにも勿体無い。ライブNEVERLANDへの招待状は僅か*2ですが、彼らの創る音楽"NEVERLAND"への鍵を開けるチャンスは誰にも存在します。

 

神は7日間で世界を創造し、NEWSは"7 elements"で世界を創造する。彼らは音楽から現実世界を侵食し、ライブや映像という媒体を通して現実を非現実(=NEVERLAND)に変えていく。

その瞬間に、彼らは神から産み落とされた「偶像」、つまりアイドルから何に生まれ変わるのだろうか。かつて『一度死んで また生き返る』魔法をかけられ、星をめざし、星を唄い、本作でも星に想いを馳せる彼らは、ここでもまた生き返り、新たな未来を生み出していくのかもしれない。初回限定版に封入された「鍵」は、音楽と現実、そしてライブや映像を繋ぐ、我々の道標として機能していくのだろう。

 

 

こんな様々な期待と憶測、そして興奮を抱かせるアルバムNEVERLANDが、少しでも多くの皆様に届く事を無力ながら祈っております。

これ読んでる知り合いは言ってくれたらお金出すから買うんだゾ♡初回にはめちゃくちゃ可愛い鍵がついてるから1本は持っておくべきやし、通常には個性豊かすぎて情緒が不安定になるソロ曲が入ってるしで内容盛り沢山!好きな方を言ってね!

 

 

 

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ここまで書いておきながら、先日発売したNEVERLANDのレビューをするためでも、或いはライブの感想を綴るためでも、はたまたイタい妄想を語る為でもありません。しかし私が語るまでもなくNEVERLANDは「最高」ですので、気になった方は他の方のめちゃくちゃすごいブログを当たっていただくか、ジャニーズウェブで加藤さんのセルフライナーノーツ(ヲタクに優しい公式最大手ブログ)を読んで頂けたらと思います。私の文才では、あの世界観を言葉で表現する事は不可能でした。意識の低いヲタクですまない…

 

 

 

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話題がブレにブレていますが、今回の本題はソシャゲガチャのジンクスです。雑なテーマで申し訳ない!スマホ社会となった現在、ソシャゲに触れたことのない人の方が珍しいのではないでしょうか。激ヤバラブホリ王子こと、中島健人さんのCMで毎回殺しにくるディズニーツムツムとかは、明らかにターゲット層狙い撃ちですよね。分かる。私もケンティーに雪だるまつくってもらいたい…ケンティーの温かい聖母の様な微笑みで雪だるまが溶けても、それもまた人生…ああ、セクゾの感想も書きたい…

 

 

ソシャゲ運営において重要な資金源であり、プレイヤーの欲望の根源である「ガチャ」はソシャゲの楽しみの中で大きな位置を占めます。折角課金をするなら、強いキャラが出て欲しいしお目当てを引きたい。だからこそ、都市伝説の様なジンクスが流行るわけです。ガチャのジンクスといえば「メンテ明け開幕ガチャ」やら「2時教」やら「なでなで」やらありますね。試した事がある方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

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私自身も最近はFate / Grand Order (以下FGO)にハマりまして、毎日ノッブを狩ったり本能寺を燃やしたりしています。明智光秀になるゲームではないです。キャラはカッコいいし可愛いしストーリー面白いし、ゲームとして楽しいしで満足なんですが、ガチャは中々エゲツない。

 

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石ガチャの排出率です。サーヴァント(キャラ)と概念礼装(装備)みたいなモノなんですが、キャラがそもそも20%でしか出ません。単発なんて大体低レア礼装(使い所がイマイチ分からない)

です。冗談じゃないです。昨年末から始めたドドド新規の私もビビりました。昔はもっと酷かったそうな。怖い。

あと限定ガチャがめちゃくちゃ多い。☆5鯖(めちゃくちゃレアだから当然強い)欲しくても出ない。マーリンもプロトセイバーも欲しかったよ〜〜〜!!!*3

 

 

そんなFGO、バレンタインからホワイトデーまで、男性キャラピックアップガチャをやっていまして。イケメン限定礼装もあったし、我がカルデアのエースでダーリンのロビンくんの礼装カッコいいし、礼装名(ネヴァーランド)反則だし!私の好きな男ネバーランドで私の事を待ちがち…好き…

御察しの通り面食いイケメン大好きマンですから、溜め込んだ石と呼符(単発ガチャ券)を使い込みました。その際起きた話とジンクスの話をしていこうと思います。前置きが長くてすまない。

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

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(鍵垢のツイートを貼りたかったのでスクショです)

当時の限定☆5、スパダリ・M(めちゃくちゃ強い)・エドモンを単発1回で召喚した。バイトに行く前、ぼんやりと夕方のニュースを見ながらの出来事だったために、酷く驚いたのを覚えている。エドモンは報道番組が好きらしい。いや、巌窟王の原作は新聞の連載小説だったのだからある意味道理ではあるのかもしれない。そんなエピソードから、大衆のヘイトを昇華する為のピカレスク・ロマンが必要とされた17世紀フランスについ想いを馳せてしまう。そんな時代に生まれた彼の目には、現在のメディアはどう映るのだろう。

「運命の出会い」とはこんな出会いなのだろうと思った。しかし、彼との関係は進展することはない。私にはロビン君とダッビとクー・フーリン(キャスター)がいる。そこに新たな面子が加わったに過ぎない。これは単なる偶然、ガチャの女神が微笑んだだけのことだと思っていた。

 

 

 

ある夜、普段は10時上がりのバイトが長引く所の騒ぎではなくなり、日付が変わった頃に吹雪の中車を走らせ(ペーパードライバー)、帰宅するなり母親の愚痴に付き合うことになった私は、疲れとストレスからFGOを起動し、ガチャをする事にした。何か良いカードが出れば元気が出る!などというチョコよりも甘い考えからのことだ。

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その日買ったTV誌が並ぶ机の上に携帯を置き、単発ガチャのボタンを押した。金色に光るカードがめくれ、現れる☆4エミヤ。明らかにおかしい。いくら午前2時は一番霊力が高まる時間だからといって、単なる一般人の私がエミヤを呼べるはずがない。私はめちゃカワツンデレヒロイン凛ちゃんではない。触媒は何だ。机上で微笑む2人の彼と見つめ合う。エドモンを召喚した時、ニュースを読み上げていたのは彼だったか…。いや、まさか。私はショートしきった思考回路と睡眠欲求に負け、短絡的かつ直感的な発言をそこまで吟味する事もないまま、その日は眠りに落ちた。

この偶然について深く考えることは、深淵を覗き込むことに等しい。ガチャという底が見えない谷底にロープ1本で挑むようなリスキーな真似はしない。それが「遊び」というものだ。

 

 

 

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今週も水曜のevery.の時間が来た。「よろしくお願いします」音楽番組やバラエティーとは違う表情で微笑む彼を見つつ、普段とは違うガチャ画面を開いてみた。呼符はまだ20枚弱ある。フツフツと湧き上がる衝動に抗えず、単発ガチャのボタンを押す。

ぽちり。☆4礼装。

悪くない、もう一回。ぽちり。☆4礼装。

この流れは何だ。ぽちり。☆4限定礼装。

これは夢でもみているのか。ゲームを始めてから今までの爆死はなんだったんだ。この流れは何だ。テレビでは彼がいつも通りの爽やかさで朗々とコメントをしていた。

彼だ。彼がニュースを読む度、私のカルデアポンコツ召喚システムが唸りを上げる。私の好きな彼は、一体何者なのだろう?

私はこの現象を「えぶり〜♡こやまさん♡ガチャ」と呼ぶ事にした。私にはこの現象を見届ける義務がある。そして何よりも、このジンクスにすがれば欲しいカードが出るかもしれない、という目先の欲に目が眩んだ。短絡的な生き方をしてきた一介の女子大生が、博打という長年培われてきたシステムの深淵に勝てる訳がなかったのだ。

 

 

 

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唐突かつ個人的な話だが、私はディルムッドの事を勝手に錦戸パイセンと呼んでいる。理由は察してほしい。錦戸パイセンは令呪で大変な目に遭わないでネ。

話が脱線した。今までの成果を見る限り、キャスターの彼は「ホンモノ」かもしれない。しかし、彼の本業はアイドルだ。「えぶり〜♡こやまさん♡ガチャ」において、彼のアイドル的側面を無視する事はできない。そこで、彼のソロ曲『ロメオ2015』を流しながらガチャを引いてみることにした。結果は上記の通りであり、CBCピックアップ前に実装されたエミヤオルタが出るという華々しいものだった。ピックアップ期間が終わったら中々出にくいであろうに、そのラインを呼び寄せるとは。

大量のネヴァーランド(礼装)と錦戸パイセン(ディルムッド)という結果にも、つい笑みが零れた。そう、かつてロメオは2人のデュエット楽曲だったのだ。なんたる因果だろう!

 

 

 

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その日の彼は東北から現状を伝えていた。それを聴きながらスーツに着替え、化粧をし、髪型を整える。出掛ける直前に、憂鬱な気持ちと共にガチャを引いた。只事ではない演出と同時に現れる限定☆5礼装。かつて彼が呼び寄せたエドモンが描かれたカードだ。

もうここまで来たら「偶然」の存在を私は認めなければならない。彼がテレビでニュースを読み上げる度、音楽番組で歌う度、笑う度、コメントする度、過去の英霊達をサーヴァントとして顕現させ、使役する魔術師に近付いていく「偶然」を。

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

突然だが、私は『月曜から夜ふかし』が好きだ。その番組で見る「司会者村上信五」に関心を持ち、クロニクルで見る「英語が話せない村上信五」を愛しさを覚え、ライブ映像で見た「ジャニーズの村上信五」に恋に落ち、昨年のクリスマスには「ふわふわポムポムな村上信五」を目撃し、紫色に光るたこ焼きをドームで振り続けた。

私がその程度の「少し詳しい茶の間ファン」であることを踏まえて、次からのエピソードを聞いてほしい。

 

 

月曜から夜ふかしスペシャルは2部構成だった。2部はいつも通りの時間から始まり、相変わらずのテーマで色々な事を語っていたような気がする。CBC限定ピックアップも佳境を迎え、ネヴァーランドの限凸*4まであと1枚という状況下で、私は黙々とフレンドガチャを回し続けていた。決して出る確率は低くないはずなのに、どうも最後の1枚が出ない。次で最後にしよう。村上さんのトークを聞きながらボタンを押す。普段は飛ばせるはずのガチャ演出が飛ばない。反応が悪いのかな?と思っていた瞬間、

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彼が召喚されていた。レアリティは最低でありながら隠しキャラとして排出率がコンマ以下に設定されていると噂のアンリマユだ。どんな課金が得意なフレンズでも、金によって彼を買う事はできない。運が完全に味方した結果だろう。

勝手な贔屓目かもしれないが、村上さんはお金に執着心がないタイプの人間だと思っている。そんな彼が金では買えないアンリマユを召喚してくれた事は偶然か必然か。液晶の中では、男前な彼が歯を見せて爆笑していた。流石人類のダーリンといったところか。

 

 

今までのガチャの結果を鑑みるに、メンバーカラー紫色が私のガチャ人生に幸運をもたらしているのでは、という考えに至るのは当然であろう。いつまでもゼロ年代に囚われ続けるド新規の私が愛するYou&Jには、紫色が似合う人間がもう1人いる。彼は日曜の朝から体を張ったり知的なコメントをしたり、或いは土曜の深夜にインドミュージックが歌えるマッサージ師になったり、ライブでは関係者に怒られる位長めのHBBをしたりするタイプの男で、他の2人とは違う魅力に満ちている。きっと彼も触媒として、何かとんでもない結果をもたらしてくれるのだろう。いや、実は彼らが優秀な魔術師なのだ、と言われても私は疑わないだろう。彼らの「奇蹟」に魅せられてしまった人間ならば、恐らく皆そう信じてしまう。 

 

 

 

アイドルは時に宗教だと揶揄される。願掛けはオカルトに、オカルトは信仰に、信仰は神に。そして宗教は、人々の創り出した「神」の存在によって形作られ、伝播していく。彼らを盲目に応援し、愛することだけが宗教としてのアイドルではない。彼等自身が、将来的に奇蹟を産み出す「教祖」または「神」になりうる可能性を、誰もが完全否定することはできないのだ。

人々は私を指差して馬鹿にするかもしれない。罵るかもしれない。しかし、「奇蹟」の一端に触れた者として記しておく事自体は悪ではあるまい。私自身も今の彼らを「神」として毛頭見る気はない。それでも、この事実が積み重なり、後世にはイエスの様に「奇蹟の人」として語られる未来はゼロではない、それを暗喩的に伝えるアイドルとは何者だろうか。私の興味は尽きる事がなさそうだ。

 

 

さて、私の頭上に垂れ下がっている欲望で編まれた蜘蛛の糸はどこへ繋がっているのだろう。ネバーランドか、あるいはカルデアか。はたまた別のどこかか。どちらにしても、その頂点には、小山慶一郎が、村上信五が、中丸雄一がいるような気がしてならない。



〜〜〜

 

 

 

完全に余談だが、NEVERLANDフラゲ日にNEVERLANDを聴きながらガチャを引いたら、無事ネヴァーランドを引き当てることに成功し、限凸をすることができた。7つのエレメントを操る男達の魔力は流石である。 

 

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 えぶり~♡こやまさん♡ガチャや、月曜から夜ふかし村上さんガチャが圧倒的な効果を持つとは断言できませんが、一度試してみる価値はあるのではないかと思います。こんな長文を書いておきながら、1㎜も責任を持つ気がなくてごめんなさい!関東の方は平日はほぼ毎日こやまさんチャレンジできるの羨ましい!東海民はいつもこうだ!地元公演のチケットは御用意されないし!名古屋に人集まりすぎでしょ…

 

 

御察しの通りのYou&J紫麺をリア恋的な感情で応援するタイプの馬鹿女ですから、彼らを信仰することで更に世界が輝いていくのって、本当にハッピージャムジャムウルトラビューティフルな世界だな!って思います。早く同志にお会いしたい…紫しか愛せないみたいな人絶対いるって…

彼らが最年長リーダーポジションなのホンマ最高…色々グダグダ理屈っぽく書き連ねたけど、結局彼らが滅茶苦茶好きって事しか書いてない…彼らを好きでいる事はこんなにもハッピー!!!楽しい!!!

 

 

そんな彼らが一堂に会する4月2日は『AD.2017 特異点J 深淵紫恋汐留プリンス』として伝説になると思います。同じ画面に3人が並ぶだけで幸せすぎるじゃん?◯テレの偉い人、是非3人を並ばせて下さいね♡(並ばなかった)(ヨコヒナと少クラ組が見れたから良しとする)(次に期待)

 

 

 

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そう思うとウン万掛けても本命が出ないソシャゲとか、1枚ウン百円のランダムチェキ(ハンコみたいにどれも同じ顔でポーズが違う)とかに比べたら、某ショップの1枚160円で確実に本命の最高な写真が確保できるシステムってホワイトなのかなって思いますね。買う枚数が10連ガチャ〇〇回分だからエゲツない金額になるだけで♡

 

 

皆様、財布と相談しつつ、明るく楽しい課金を心掛けましょう。

死屍累々の現場からは以上です。お疲れ様でした。

 

 

*1:ゆーじぇー聖杯戦争、ゆーじぇー乙女ゲーム、ハロウィン音楽祭設定ドラマ

*2:僅かの規模が万単位

*3:基本的に櫻井孝宏氏のキャラに弱い

*4:5枚同じ礼装を揃えて合成すると性能が上がる

永遠の煌きに

 

 

何度だって、彼は、帰ってくる。

ヒロ様は私の、そして皆のヒーローだから。

 

 

———

 

 

私は速水ヒロの大ファンだ。言い換えるとしたら、自担、本命、そして黄薔薇。「絶対アイドル愛☆NG」の時に彼の周りをグルグル回っている人影の一人だ。ハートに変化して彼に気持ちを伝えようとしても、「選べない…ごめん皆!」と一瞬で振られる。でも、その直後に彼に「僕は皆のものだから」と宣言されるのだ。私も、隣の彼女も、皆ヒロ様の女。

 

 

彼に初めて出逢ったころ、私にとっては「CV:前野智昭」のキャラのうちのひとりでしかなかった。

 

前野さんがブログでヒロ様について言及するのを見て興味を持ち、某動画サイトで動画を検索した。そして、一番上に出てきた「pride」はすぐにお目当ての動画だと分かった。安易な気持ちでタイトルをクリックし、再生。

大好きな声の美少年が微笑み歌うそれは、キャッチーかつルナティック、でもクールでキュート、そしてアイドルのショーそのものだった。今でなら「プリズムの煌きに触れた」などと形容するのだと思うが、当時はその演出の派手さに圧倒され、ストーリーに興味を持った程度であった。

 

その程度だったはずが、何回も同じ動画を見ていた。コウジに向かってニヤリと笑いかけ会場に「作詞作曲は~?」と問いかける速水ヒロが、曲が始まれば完璧なアイドルのヒロ様として愛を語る速水ヒロが、いつの間にか忘れられなくなった。

ストーリーを知り、彼を知るたびに、速水ヒロという一人の少年を好きになっていった。

 

 

45話「薔薇の革命」で自身の行いに自ら審判を下した彼の「pride」は、どこまでも美しかった。「作詞作曲は~?」の辺りから視界が歪んで見れなかったことを思い出す。18話の演出の踏襲や、それまでの伏線の回収も相まって、彼のプリズムショーは完成した、と思わされた。ヒールとして彼が終わらなかったこと、そして彼が様々なしがらみから解放されたことが、ただ嬉しかった。

そして同時に、プリリズRLにおける速水ヒロの物語は完結した、と本能が告げていた。所謂「当番回」が終われば自然と出番は減り、そのままフェイドアウトしていく。

 

しかし、最終回で予想外のことが起きた。Over The Rainbowによる新曲披露だ。終わりを迎えたはずの速水ヒロの物語が再び動き始めたことを告げるそれは、これから先の彼らも見たい、という思いを残しつつも、あっけなく終わっていった。流石に続きは無いだろう、と諦めているところもあった。それが大衆コンテンツというものだ。

 

 

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後継シリーズであるプリパラの映画の企画として過去のプリリズシリーズとのコラボが発表された時、男子プリズムスタァ達のルートもあると発表され、界隈が俄かに盛り上がったのを覚えている。

本来のプリパラのターゲット層から見れば興味も湧かないであろうそれは、週に1回だけ、私に「彼の物語の行く末」を提示していた。オバレが3人で歌い、プリズムショーをする。新作映像は僅か数分の物だったが、本編で願っていた未来は、ファンの熱量や歓声を巻き込んで、確実に現実になっていた。

 

 

それから暫く経った頃だろうか。今からおよそ1年程前、男子主体の新作映画が制作される事が発表された。『KING OF PRISM』と銘打たれた作品は、4年に一度、プリズムキングを決めるという、プリリズの本編内容を踏襲していることは明白だった。オバレの彼ら、そしてヒロ様を描くことを約束された作品。我々が願い続ける限り、彼らが現実に存在し続けるような錯覚さえ覚えた。ぐにゃり、と視界は歪み、高鳴る胸の痛みと鼓動が、これが夢ではないことを告げていた。

 

キンプリは、口コミに引き付けられた新規層と公開当初から足しげく劇場に通い鑑賞し続けるリピーター層の、不思議なバランスと熱気によって、誰も予想しなかったロングヒット作品へと急成長していった。その要因のひとつである応援上映の様子も相まって、傍から見れば恐怖、狂気に近い様子だったかもしれない。

 

 

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「キンプリ人気」の熱気も、夏の暑さも冷めやらぬ9月11日、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の続編である『KING OF PRISM -PRIDE the HIRO-』の公開が発表された。

 

人気になれば応援のスタイルも多様化する。それを実感したときの気持ちは、ブラックコーヒーを初めて飲んだときの感想に似ていた。口の中に広がる苦さと、胸の中に広がる爽やかさ。あの空間にプリリズからの熱気を共有することのない人々がいたであろう切なさと、様々な感情やファンを内包するような人気スタァに彼らは成長し、色々な人々が彼らを祝福しているという幸せ。

アイドルから見る客席は、しばしば星の海に例えられる。彼ら自身がスタァであるのは勿論だが、彼らが見る海もまた、ずっと輝きが広がっているのだ。

 

 

何よりも胸を揺さぶられたのは 「プリティーリズムレインボーライブを見てください」などという、使い古され飽和しきり、説得力も失われつつあったフレーズだった。

前野智昭という1人の声優を贔屓しているといえばそれまでだが、私にとっての速水ヒロは前野智昭であり、前野智昭は速水ヒロだ。どちらもいなければ、皆に愛される「ヒロ様」は存在しないと個人的に信じている。

速水ヒロは、過去を踏みしめて生きていく存在だ。過去の栄光も、過ちも、全て自分の結果として生きていく。前野さんがただの役でなく、1人の人間として「速水ヒロ」と関わっているからこそ、あの瞬間、あの空間で『プリティーリズムレインボーライブ』に言及してくれる。速水ヒロの生き様を、未だに多くの人に伝えようとしてくれる。それが何よりも嬉しかった。私の大好きな人は、大好きな人をこんなにも大切にしている。彼のこういう所に惹かれたのだし、これからも好きなのだろう。

彼らが出逢えて、彼らの姿に数年単位で触れることができて、本当によかった。

 

 

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映画の中の彼は、現実に抗いながらも翻弄され、終いにステージ上で涙を流していた。アイドルとしての彼は、あの瞬間に一度死を迎えたのかもしれない。彼の未来はどうなっていくのだろう。ぼんやりとした不安な気持ちだけが、胸の中でズシリ、と重さを増していく。同時に、今まで以上の革命を起こしてくれるのではないか、という期待もある。彼はいつだって、私達に輝かしい未来を見せてくれた。彼の未来は、ここで終わるはずがない。「絶対アイドル」の存在は、いつだって希望の象徴だ。

 

 

 

私は、彼の笑顔が見たい。彼の笑顔のステージが見たい。親友の歌を世界で一番上手く歌ってみせる姿が見たい。彼の歌が聴きたい。ファンや後輩に愛される彼が見たい。ステージの上で、スタァになる瞬間が見たい。

彼の煌めきに、ずっと圧倒されていたい。

 

 

 

お誕生日おめでとう。

世界一のスタァ、速水ヒロに再び会える日を夢見て。

 

 

 

 

はじめての聡マリ~chuは世界を変える~

 

来たぜ夏!(某エイトさん感)

 

今年もこの季節が来ました。茹だる暑さと蝉の声が部屋中にこだまするこの季節が。

私はまだ学生の身分ですから、ここ最近は学校に行く必要もなく、学生の休み期間に忙しくなりがちなバイト先と家を往復するだけの日々を送っています。

こんなクソみたいな生活やめてやる!!自○だ!!って昔の自分なら言っていたと思うのですが、今回ばかりはそんなことも言えません。生き甲斐と言っても過言ではない、生活の糧という人質がいたからです。これのために数カ月生きてきたし、テストだって乗り越えてきたんや…(単位があるとは言ってない)

 

 

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Johnny's Summer Paradise 2016

Hey So! Hey Yo! ~summertime memory~ 8/8 1部

TOKYO DOME CITY HALL

 

時代は2016年8月8日!世間はオリンピックの盛り上がりの真っ只中!最高気温34度!

東京に来た理由はただ一つ、聡マリを生で見るためのみ!

 

 

色々ジャニーズ関連の記事を書いたり、Twitterでもジャニーズの話しかしていなかった所為で、周りも私自身も勘違いしていた節がありましたが、正真正銘今回が生ジャニーズ初体験でありました。勝手に行ったつもりになっている映像作品のクオリティの高さよ…

 

 

個人的にTDCに入るのは2度目で、1度目は1年前のBROTHERS CONFLICTという乙女ゲームの作品のイベントでした。あの時は春でもっと涼しかったなあ、とか、痛バの人ばかりで怖かったなあ、とか、色々思う所がありながら(全部言葉に出していたため情趣は全くない)水道橋の駅から記憶を頼りに歩いていると、緑や黄色を身に着けた若い子が増えていきます。

そして、よくよく見ると、結構な割合で顔写真入りのカバンを身に着けていてビックリ。痛バの恐怖再び。

 

 

時間まで喫煙所の前でたむろして喫煙者の少なさにビックリしつつ(ファン層の関係だと思われる)入場すると、予想外の現実に驚くことに。

 

 

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席が!席が!とても近い!!!

 

アリーナ10列以内ドセンとは知っていたものの、ステージ中央辺りは飛び出していたため前列3列位は潰れており、我々の席は実質3列目程度。しかもドセン。正真正銘の神席。友人の席運にひたすら感謝しながら、「これだけでも来た価値あったなあ…」と目の前の氷山を2人で眺めて開演を待つことに。

氷山ではなく雲だと何故気が付かない。

 

現実が直視できない私は何故か関係のない話題で盛り上がり、

「Y&Jは14人、ブラコン*1も13人+1匹、つまり14人…ブラコン実写化は決まりじゃん?祈織様*2どうしよう…」「お、王家の紋章*3の話してもいい?浦井君最高にメンフィス…あの美形なら我儘になってもしょうがないし暴政は全部私が許した…」

などと戯言を言い続けるのみ。すまんな友人。

 

 

そんなことばかり言っていた私を見透かし、驚かすように突然暗転。そしてパニックではない悲鳴に会場は包まれました。

 

 

死を決意し、光るステージを見据えた瞬間、天使たちが降臨したのです。

私は非キリスト教徒ですが、このときばかりはキリスト教的終末観も、最後の審判も、全てを受け入れる覚悟を固めました。ここが私の現世の終わりだ、と。

 

 

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1.Sweety Girl

可愛いの閾値、開始0.1秒で意味をなさなりました。自分は割と落ち着いてコンサートとか見ることのできるタイプかと思っていましたがそんなことなかったです。ただひたすら、悲鳴。キャアではなくギャア。気持ちの悪いヲタクのトゲトゲした悲鳴に反して、もふもふ。もふもふ。ピンクのクマさんとブラウンのクマさんだ~!本人たちもクマさんなのにクマのぬいぐるみが何体も付いていました。わけがわからないかわいい

 この曲くらいは予習した~!とかそんな思考は一瞬で消え、ただ目の前の可愛いぬいぐるみ達が歌って踊っていることを脳が理解するのが精一杯。

理解したと思ったら突然のハグからのちゅう(誇張なし)。余りの衝撃に膝から崩れ落ちる私。こんなの現実なんておかしいよ。二次元でも見たことないよ。

この時点でショックを受けすぎた所為か、後はあまり記憶がありません。私には2人の世界は早すぎたのです。(まだ1曲目)

 

 

2.ぶつかっちゃうよ

下手からマリちゃん、大量のJr、聡ちゃんって順に並んでパフォーマンスしていたのがとてもキュート。投げちゅうか何かしてた記憶。キスではなくちゅう。so cute...

この時に正面にJrが来てくれたおかげで、「聡マリちゃんの可愛さに殺されそうになったらJrを見ればいいんや!!!」という謎思考に至ることができました。贅沢さがマリーアントワネットみたいですね。マリアン…(映像化を待つヲタク)

 

 

3.恋するエブリデイ

天使がこの汚い現世に降り立った。俗世でいうファンサ曲?ですかね。

我々のいる通路の真横を通過する松島聡さん!!!ヲタクの手をお触りになる松島聡さん!!!ドセンにいた私は全く関係がなかったのですが、友人が隣で「顔、顔が、綺麗だよ…!」というので、人混みの中から見ると本当に横顔が綺麗…可愛くて綺麗とか現実かよ…現実じゃない…そして煽りから感じる手越さんイズム。本当ジャニーズ界の優等生。

曲後半ではマリちゃんが上手側を通過してくれたのですが(ほかの曲だったかもしれない)、あまりの尊さに「ローヤルタッチ*4じゃん…」としか言えなくなりました。マリちゃんリアルローヤル。

 

 

 4.4seasons

これまでの情報量の多さのあまり、完全に記憶にありません。わたしのポンコツ脳の処理が追いついていませんでした。OSアップデートしたいです。

 

 

5.雨だって

鮮やかな虹色の傘をクルクルと回す2人が非常にきゃわわ。まるで雨上がりの街並みを歩いているよう。2人とデートできるのならどんな天気だって全く構わないです。照明もカラフルで、水たまりの中に反射する虹を連想させられました。まあ、その照明にキスするのが松島さんなんですけれども。天気さえ僕のモノ☆ってことですかね!?最高ですね。

 

 

6.和コーナー(曲名が分からなくてすいません)

出た!!!ジャニーズのお家芸だ!!!(偏見)

か、KAT-TUNで予習しておかねば殺られる所だった…

聡ちゃんの乱れ黒髪に和服が合うのは勿論ですが、マリちゃんの彫り深フェイスかつモデル体系に和服というのも異国情緒溢れており、全く違う美しさを体感しました。和洋折衷大好きマンの冥利に尽きます。幸せ。

そして、対比という面では、ダンスや魅せ方にも2人の差が色濃く反映されている印象を受けました。比較的小柄でありながらも、ダイナミックかつキレのある動きで迫力のある「動」の印象を与える聡ちゃんと、長い手足を十分に生かし、大胆な動きでありながらも優美で繊細な「静」の印象を与えるマリちゃん。同じダンスでありながらも、ここまで差が出るのか、と。

先程までの可愛さとは打って変わり、カッコよさを前面に押し出してくる聡マリには驚かされるばかりです。

 

 

7.Don't stop sexy boys

8.桜咲くcolor

 和コーナの続きですね。記憶が曖昧で申し訳ないのですが、障子みたいなのに影だけ映る演出とか、扇子を使った演出とか、オレンジと緑の光で力強さと儚さを同時に表現しているのとか、ヲタクが好きなモノ全部詰め!みたいな演出のオンパレードにただビビる。こっちの気持ちわかってる。

聡ちゃんは「お願いして和コーナー入れてもらった~♡」みたいなことを言ってましたが、本当こんな面を見せてくれて感謝しかないです。そういうところに2人のコンサートへの拘りを感じます。ありがとう聡マリ!

 

 

 

MC1

ケンティ~!こっち向いて僕だけのエンジェル~~~!!!

人間、驚きすぎると悲鳴が出るのだと初めて知りました。隣の友人とパニックのあまり「脚、脚が、脚g、細い長い細いn…!」と手を握り合いながら喚く始末。ステージの近さが完全に裏目に出ました。やっとジャニーズに慣れてきたと思われる私の前に、突然乙女ゲームも真っ青、歩く二次元である彼が現れたのです。ショックが大きすぎて会話の内容を全く覚えていません。美形が3人並んでいたこと以外の情報を処理することができなかったからです。折角ジャニーズのきらめきに慣れたのに。

これがElectric Shockって奴ですかね(多分違う)

 

あとMC終わった後にも1バルの後ろで2人を見ていた時のお兄ちゃん力と言ったら…!あの微笑みはモナリザにも相当すると思います。あの笑顔が一部の人にしか見られなかったの、本当残念です。

 

 

9.ダンケ・シェーン

こっちがDankeschönだよ…って尊さに平伏したくなる曲でした。こんな若いのに、皆を笑顔にするためにドイツから日本に来て、厳しいレッスンや状況に耐えて、いつも私たちに笑顔を見せて幸せにしてくれる…アイドルという存在の奇跡…

彼にとっての「この場所」をもっと色々増やしてあげたいなあ、と多幸感の中でふと思ったりしました。あそこにいた人達は皆同じ気持ちだったと思いますが!

 

 

10.Break out my shell

噂の聡ちゃんソロです。ただひたすらカッコよくて、スタイリッシュで、メッセージ性に溢れた一曲。彼の目指す「カッコいいアイドル」の理想像を見た気がします。レーザーバンバン出してガンガン踊る所に増田イズムをめっちゃ感じました。ごめんな短絡的なヲタクで…

彼らの事情や歴史には余り詳しくない私ですが、それでも「殻を破りたい」と力強く歌い続ける彼からは、少年と青年の境目を移ろっている「松島聡」の美しさがハッキリと滲み出ており、アイドルを背負う男の覚悟というものを見た気がします。

彼が歌い終わった後、それまで沈黙に包まれた会場が一際大きな拍手と歓声に包まれていた光景を、会場の人々も、彼も忘れる事はないのでしょう。

 

 

11.we can be one

聡ちゃんラップ上手ですね…原曲は風磨さんパートだと後に知ったのですが、また違う趣があってよかったです。というかソロに衝撃を受けすぎてこの時の記憶もない…

しかし2人の白衣装がスタイリッシュで凄い好みだったことはハッキリと覚えてます。特にマリちゃんのスカート部分。白黒ペイズリー柄可愛いよ〜!

 

 

 

12.24-7 ~僕らのストーリー~

MVのメイキングの肩を寄せ合う2人に衝撃を受けてから早3ヶ月、この曲を2人で歌うのを見る日が来ようとは全く思っていませんでした。知ってる曲は僅かですが、その中でも特に好きな曲だったので生で聴けたのが嬉しかったなぁ。そして英詞を歌うマリちゃんはやっぱり別格すぎて何言ってるかさっぱり分かりませんでした。マリちゃん、英語のゆるふわ家庭教師して…(辛うじて思い出したMCネタ)

 

 

13.シングルメドレー

時代を!創るぞ!聡マリちゃん!!!

ってメドレーですよね?違う?

多分昔からのファンの方には思う所がいっぱいあるんだろうな、って思っていましたが、私みたいなSexy素人にはめっちゃ楽しいメドレーでした!本人達も楽しそうに煽って一緒に踊ってくれたし。本当にグループの曲が好きなんだなってこっちまで伝わってきました。

個人的にKQJのフリが程良い細かさで楽しかったので次までに完璧にしたいです。誰か指南してください。

 

 

MC2

質問コーナーが本当楽しかったです!当てられた若い子が勘極まって泣いちゃって質問飛んじゃってるのも可愛かったし、美しいマダムが「若くないけど…」ってはにかんでるのも可愛かったです。色々な年代に等しく愛されて、マイナスイオン出しちゃって、こっちまで幸せになれる聡マリちゃん本当最高…

 

「好きなお菓子は何ですか?」って質問に、

マリちゃん「ん〜?グミかな♡♡♡」

私と友人(ドイツ繋がりでハリボーだったらいいなめっちゃかわいい)

聡ちゃん「ポテトをスライスしたやつ!」

会場(それは商品名ではないのでは…)

って流れになってたのが凄いツボで忘れられません。聡ちゃんマジ天然だしマリちゃんもツッコマない。ツッコミ不在の恐怖。

 

 

14.この手をつなごう

座ったままでいいよ〜♡と、マリちゃん様が言ってくださった為、我々はご好意に甘えさせていただきました。ローヤルタッチは相変わらず継続されていたため、多分あの時点でアリーナ通路側の人間の細胞は超回復と進化を繰り返し、超人類への歩みの兆しを見せ始めたのでは、と心配しています。通路側の皆様、お元気ですか。

 

 

15.FORM

16.yes!

17.BOUNCE

聡ちゃんソロコーナー、カバー曲編です。

にゅすちゃん、かつん辺りを中心に勉強中の身としては知らない曲ばかりで申し訳なくなりました…BOUNCEバイト先の同じ高校出身の後輩ちゃんに借りたじゃんぷちゃんのDVDで辛うじて知っていたのですが、その割に曲の記憶が曖昧で更に申し訳ない…皆さんこういうカバーみたいなのって全部分かるんですかね…

 

この辺りはJr.のギターの子がカッコいいな〜!と思って見ていた記憶。(名前が分からない)

あと上手にベースの子が居たのがめっちゃ違和感で友人と首捻りまくってました。そういうステージングだって分かってるんだけどね!

 

 

18.Hello Broadway

19.君の瞳に恋してる

20.DREAM GIRLS

21.welcome to my paradise

マリちゃんソロです。

いきなりブロードウェイ。階段を降りる姿はまさにJapanese broadwayなTakaraduka。ローヤルが愚民にも分かるエンタテイメントを提供しようと思ったら、こんな形になるんだな〜!ってガチで思いました。ステッキダンスが優雅で見惚れてしまった…

ジャニーズのカバーをするのではなく、往年の名曲をカバーして自身のソロ曲に繋げる流れが素晴らしすぎて!マリちゃんは本当に、今までの流れを踏襲しながらも、新世代として新しい形のアイドル像を提供してくれる貴重な存在なのだと思います。温故知新系アイドル。

二次元のヲタクとか、今までジャニーズに全く興味のなかった人間が落ちるのってこういうタイプですよ(経験談)

 

そして、聡マリちゃんはジャニーズ界のクラシック組では!?とこの時にふと気付きます。遅い。

 

 

22.You're the only one 

Jr.コーナーを挟んで、 突然2バルの扉から現れた2人をアリーナから見上げる形になった私は、「天使降臨かな…」と空を見つめるしかありませんでした。やはり彼らは見上げてると宗教感増します。見上げるのオススメです。

 

 

23.トラフィックジャム

可愛さの大渋滞。帰省ラッシュ東名高速よりも渋滞するでしょコレ。いいかげん可愛いに代わる語彙を見つけたいのですが、人間不思議なもので、可愛いと思うと可愛いとしか言えなくなるものです。人類は「可愛い」の前に敗北するしかありません。彼らを見て、ディ〇ニーやらサン〇オやらの「可愛い」文化が廃れない理由ってここに在るのかもなぁ、などと思ったりしました(哲学)。

 

 

24.With you

可愛さから尊さで殺しにくる辺りが聡マリ。光り輝くステージでしっとり歌う2人は天使のように見えました。ヨハネの黙示録では天使がラッパを吹いたら最後の審判が始まるという話ですが、彼らが歌えば審判が始まるのかと錯覚するまでの美しさ。先程までの可愛さは何処へ。

『太陽』などのやたらとスケールの大きいキーワードも、2人の前では全てリアリティを伴ったワードとして、世界平和でも人類平等も、全て現実になるような思いにさせられました。

 

 

25.I see the light ~僕たちのステージ~

先程の尊さを継承しつつも、2人はアイドルなんだなぁと実感させられた1曲。何があっても2人はアイドルだし、これからもアイドルとして私達の前に現れて、笑顔を見せてくれるのだという確信。18歳と16歳の少年達には理不尽な世界かもしれないけれども、それでも彼らは歌を歌い、笑顔を届けてくれて、私達はそれを甘受する。それだけでいいのだ。なんと幸せな関係だろうか。

 

現実はどうであれ、彼らの創り出す世界と、笑顔と、その美しさは真実なのだと思います。今の私には、それだけで充分です。ありがとう。

 

 

en1.Hey you!

en2.ドキドキBreak out!!

そんなしっとりとした終わりに反し、アンコールはひたすら楽しく!明るく!というのが2人らしくて素敵でした。

楽しかったし美しかったし生きててよかった!!!ありがとう!!!聡マリちゃんはいいぞ!!!映像化お願いします偉い人!!!という気持ちでいっぱいです。

世界中のエンタテイメントという項目に聡マリって書いておきたい。聡マリはいいぞ。

(本編ラストに圧倒されて記憶があまりない)

 

 

 

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この公演、2時間で¥7500ということは、1時間で¥3250、1分あたりで¥62.5。1秒だったら約1.04円という計算になります。実質無料じゃないですか。しかもあの近さであのサービス量。むしろ運営側は損してないかという気分になります。大丈夫かなあ。聡マリちゃんに美味しいご飯を食べさせてあげたいパトロンおばさんは非常に心配です。

 

 

そして、この翌日に数年振りに39度の高熱を出し、10年振り位に点滴を打たれる羽目になったのも良い思い出です。(全く良くない)

もしかして聡マリの過剰摂取が原因かな、とも思っています。わたしの身体で2人に対する抗体ができていなかったんですね。次は大丈夫だと思いたいです。(フラグ)

 

 

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次は5人が見たいなあ、と言いながら今日も私はアイドルに生かされているという幸せを味わっています。

早く10ksとプリライ届いてほしいし、QUARTETTOの映像化だって待ってるし、ウェルセクも欲しい。24時間TVもある。プリツイもアツい。

いい夏だね!良い夏のきっかけは聡マリから!聡マリはいいぞ!最高だ!乾杯!!!

 

 

 

*1:BROTHERS CONFLICTの略称

*2:完璧超人でありながらも過去にトラウマがあり、恋愛に対して少し歪んだ思想を持つイケメン兄弟一の美男子10男。私は皆様の理想のY&J界の祈織様を募集しています。

*3:実は数日前に初日を見に行っていた。宮野真守氏のイズミル王子の話は行きの新幹線の中で散々して呆れられている

*4:近世ヨーロッパで主流だった奇跡療法。国王が臣民に触れることで彼らの病気を治癒させると考えられていた

過去のあなたへ、そして未来の君へ

 

 

お題「NEWSを知らない君へ」

こちらのお題に便乗させていただきます。顔から火が出る程恥ずかしい自分語りとポエムを書くつもりです。文才はない上に感情に任せて書くタイプな故、非常に纏まりもないし自己満足な作品でしかありませんが、私が今一番書きたいことを書きます。

もしお時間を頂けるのならば、暫くお付き合いよろしくお願いします。

 

 

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過去のわたしへ。

今のわたしの話を聞いてくれませんか。

 

 

 

わたしは、所謂「新規」になりました。しかも「ド」がつくほどの。しかもジャニーズの新規。アツいのはNEWSだって。声豚業はどうしたんだって話だよね。

 

 

2ヶ月前、超唐突かつ意外な人から彼らの事を知り、彼らのパフォーマンスを見て、そして不安げなファンを笑顔にするはずの彼らの涙を見て、この人たちを応援したいな、と思ったのがきっかけです。単純だね。

 

彼らに9人の時代も、6人の時代もあったことも覚えていますか。

幼き頃にテレビで流れていて、無意識に聞き覚えのあるフレーズにも、見覚えのある顔にも、個人的に興味が全くなかった(恐らく無自覚のうちに嫌っていた)ことが惜しまれるばかりです。

あと未来シアター好きで毎週見てたけど、あれNEWS出てたって知ってました?顔も名前も忘れた?損しないから覚えときなよ、あなたその2人に変な拗らせ方するよ。

 

 

わたしが彼らを知ろうとした時には、知ってるイメージは全て過去でした。

そんな悲しくて美しいことが起きたんだよ。信じられますか?

 

 

2ヵ月前、わたしが初めて意識して『NEWS』の彼らと向き合った時には、かつて「イチゴ」だった彼らはステージにいなくて、残り4人の「生クリームとスポンジケーキ」がいただけでした。あなたの想像する「ショートケーキのNEWS」は売り切れてます。再販もしません。食べたことなかったのにね。

 

びっくり?残りの顔がわからない?未来シアターの子たちとテゴマスですよ簡単やん…まあ見ときなって。

 

じゃじゃーん!代わりにフルーツ盛り盛りのウエディングケーキが現れました。やったね。

「美しい恋にするから 約束するよ、チャンカパーナ」と彼らが3回も誓ってくれる伝説のコンサート映像を見て、美しくてカッコよくて可愛い彼らと一緒に泣いて、笑って、いつの間にか彼らに夢中になっていました。信じられんよね。でもホンマ可愛いから一緒に見ようって。百聞は一見に如かず。

 

 

「イチゴのないショートケーキ」なんて自分を称さないで、

貴方達は私にとっての「極上のウエディングケーキ」なのに、と。

彼らが今まで以上に羽ばたいて、皆で幸せになれますように、と。

 

 

こんなことを、わたしが食わず嫌いしていたジャニーズに思うようになるなんて、2ヶ月前のあなたたちは馬鹿にするでしょう。あなたの本命が結構変わってることにはあんまり触れないからさ、お互いに現実見つめ合いましょう。ね?

 

やっぱりそんな興味なかった?今は他見てるの楽しい?取り敢えず昔のわたしが興味持ってくれたら嬉しいです。かつんも見といてね。

全く興味ない?まあそのうち落ちるから気長に待ちますよ。

 

 

でも、今だから好きになれる物があってもいいんじゃないかな。無責任な好きって楽しいよ。

そう、そこのあなた。

 

 

 

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やぁ、具体的な時期でいえば2016年3月31日から4月26日までのわたし。

 

 

一言だけ聞きます。

あなたは今でも「前野智昭が好きだ」と言い続けることができますか。

 

 

3月31日付の記事を読んだときの、ブログ休止という予想通りの結末になってしまった悲しみと怒りに似た失望を、わたしはきっとこれからも忘れられない。

彼の文章は決して上手なものではなかったけれど、ファンへの思いやりと周りの人への感謝が伝わってくる、温かくて丁寧な文章だった。そんな彼が、ファンのことを唐突に断崖絶壁から突き飛ばすような非情な宣告をしたことは、オブラートにいくら包んであっても、彼の本心を反映しているようで。

 

 

彼の言葉を受けたファンの悲しみにも、さらに閉鎖的かつ宗教的になっていく批評を許さないようなファンたちにも、疲れていませんか。

ファンの在り方とは、好きの在り方とは。と、自分の定義が砂の城のように崩れていく感覚に、追い詰められていませんか。

 

 

「好きでいるのが辛い」が「嫌い」になる前に、その当人とも取り巻く環境とも、少し距離を置いてほしいのです。

心の中の好きな人の存在を、あなた自身の手で終わらせる必要はない。

 

 

わたしは、彼を「嫌い」になる前に、彼らに出会って、この辛さを少し忘れて状況を客観視することができたから、今も彼を「応援する」と言い続けています。昔のような「好き」はないかもしれないけれど、やはり彼は特別な存在に変わりない。

人はわたしのことを「DD」とか「浮気者」とか「にわか」とか言うかもしれないけれど、「好き」は定義できないし、誰か1人に絞りきれないことは、創世記の時代から分かっていたことではないか、と笑っていきましょう。

中途半端で何物でもないのも、悪くないよ。

肩の力抜いて、楽しくバカみたいに応援しようよ。

 

 

 

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未来で待っているわたしへ。

 

 

過去を見ても、未来を見ても、わたしの知らない彼らは、きっと星よりもいっぱいいます。

驚かされたり泣かされたり笑わせられたり萌えさせられたり、時には怒りも覚えたりするかもしれないけれど、この文を読んでいるという時点で彼らに夢中になっているということに変わりはないでしょう。未来のわたしも変わってないなあ。

 

 

NEWS史にとって、きっと事件だらけの2016年の夏が幕を開けようとしています。

今はさながら、国民議会が設立されて国民の意識が高まり、バスティーユ監獄が襲撃される直前の19世紀フランス。革命前夜の高揚感。狼煙を上げるのは誰でしょうか。

 

 

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今、「恋を知らない君」へ。

 

彼らとファンの関係は、ライブが「デート」と称されるように「恋人」なのだと思います。

ファンの方見てると分かると思いますが、彼らとの恋はいつだって楽しい。沢山の恋人の中の一人でいいから、遠距離でいいから、彼らとの恋に浮かれていたい。でも時々右から3番目の彼女にもなってみたい。青春だね。

 

そんな一夫多妻制を採用する彼らは今回「恋を知らない」君への愛を歌います。また恋人を増やすのね!でもそんなところも好きだよ!皆で幸せになりたいもんね!

 

 

世界の「恋を知らない君」たちよ、今がチャンスだ。

革命に参加して英雄、そして恋人になりませんか。

そして私と一緒に「夏のまえにキミに逢えたから 最高の波がきているのさ」って、笑って歌いましょう。

 

待ちきれないよBeautiful Days!