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掃き溜め

ひとりひとつのLOVEじゃ足りないんじゃない?

キンプリに「恋した」女が「美しい恋にするよ」と言われて加藤シゲアキさんに落ちた話

 

キンプリ主題歌集発売おめでとうございます!ドラマチックLOVEが名曲すぎてアニソン大賞とか取りそう、まさかのまさかでアニサマあたりで歌ってほしい…

 

キンプリの話をしましょう。プリリズRLの頃から応援してましたが正直ここまでヒットするとは思いませんでした。岐阜で上映決まった時が公開からちょうど1か月くらいだったかと思いますが、初回上映で思ったより人がいなくて、岐阜のプリズムエリートはどこや!って動揺したの覚えてます。皆さん名古屋行ってたんかな。

岐阜での上映が終わった位から、理解が追い付かない位世間に「キンプリはいいぞ」とか「応援上映」ってキーワードが登場するようになって、普段アニメとか見なさそうな別界隈のヲタクにも色々聞かれた時に、やっとキンプリが一大人気ジャンルになっていたことを実感しました。べる様が高みに上り詰めた事に対して感極まったヒロ様を想像してください。あんな感じです。


私はプリリズRL至上主義かつオバレのヒロ様過激派ですから、キンプリも最初は「ヒロ様以外見たくない…オバサンはオバレの曲だしprideのことは忘れたい、コウジ早く帰ってきて…」「ルヰくんのprideを褒めちぎる人間はヒロ様のこともRLも何もわかってない…」としか言えない病気に罹っていましたが、いつの間にかアレクの女になり、シン君の呼びかけに全力で答える気持ち悪いミーハー女に進化していました。友好的な話し合いもできるようになったし。プリズムのきらめきで性格が改善されました。

 


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今もキンプリは絶賛上映中かつ大人気な訳ですが、ヒット前夜によくジャニヲタの方の応援上映レポとか拝見しました。ジャニヲタの方って個人的に二次元とか嫌いそうな印象あったので、偏見なく素直な感想を述べてくださることに感謝しかありませんでした。あと、着目している場面が全然自分達と違ってて興味深かったです。何者だって感じですけど感謝したいです。ありがとうございます。

ヲタクは火を通すと他ジャンルへの独特の偏見が抜けて、分かり合えた幸せな気持ちだけ残るんだ、って実感しました。


ジャニーズのヲタクの方からキンプリへの歩み寄りは先述の通り多く見ましたが、逆パターンってあまり見たことが無いような気がします。こちらが楽しませてもらっても、向こうの方々に何も還元できないもどかしさの中生きていました。

しかし、やっと最近ジャニーズのコンサートの映像を鑑賞することができましたので、初ジャニーズをキメた私の感想を残しておきたいと思います。失礼な表現がありましたらごめんなさい。良ければ暇つぶしの種かスクロール高速化の練習材料にでもしてください。



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タイトルからオチが分かってしまうような気がしますが、今回見た映像作品はこちら。

NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~(通常盤)(Blu-ray)

天下のNEWSさんです。これ他のジャニーズグループ推してる人にもめっちゃ人気なんですね…嵐好きの友達も名盤だってめちゃくちゃ褒めてました。


正直言って、これ見るまでNEWSって誰がいるか本気で分からなかったんですよ。昔山Pいたよね?手越くんはまだいる?みたいレベルで。当然楽曲も分からない。チャンカパーナとタイトルの分からないタイアップの曲のサビ位しか聴き覚えがない。


そんな私が見てもこの映像そんな楽しいのかな…と最初は思いました。しかし、このコンサート映像は、『活動休止の後4人になって初のツアーかつ、本来最終日が映像になるのが慣例の中で、手越くんの強い要望によって初日が収録される』という背景があると知り、少し同情のような気持ちを抱きました。解散、オバレ…考えたくない…


色々心に残った場面はあるのですが、悲鳴のような大地を揺らす歓声の中、4人がステージに上がってきた時の顔が一番印象に残っています。

前を見据え「アイドル」然とする増田くん、どこか緊張しているようでありながらも自信ありげな笑顔を浮かべる手越くん、明らかに不安げなのに笑顔を浮かべる小山くん、最後に泣きそうな顔で微笑みながら会場を見渡す加藤さん。

彼らそれぞれの表情は、私の想像する「楽しいアイドル」のジャニーズとは大きくかけ離れていました。あの時、彼らはアイドルを演じようとしつつも、1人の人間として、待っていたファンの子達と向き合っているように見えました。あの顔を思い出したら毎回ポロポロ泣いてしまうの、本当どうにかしたいです(今も泣いてる)


その後、彼らが4人体制になって初のシングル「チャンカパーナ」が流れ始めるのですが、その時には完璧なアイドルに戻っているのが流石だな、と思いましたし、ファンも自分たちも不安と喜びが入り混じった状況の中、無条件に元気になれる曲を最初に歌える彼らは、本当に誰かを笑顔にするアイドルという存在なのだと感じました。今までチャンカパーナ馬鹿にしててごめんよ。


ちなみにこの時、私が友人に「この人カッコいい〜〜〜!黒髪の彼〜〜〜!!!」とヲタク気質丸出しで叫んだところ、「でしょ!?!?でも黒髪じゃなくて加藤シゲアキだから!覚えて!!!」と怒られました。しかし加藤シゲアキさん覚えられそうにないな〜って見てました。ごめん。でも最近加藤シゲアキってワードしか最近喋ってないし常に顔が脳裏にチラつく。加藤シゲアキさんはいいぞ。(即堕ち2コマ)


真面目な話に戻ると、この映像全体を通して見てると、時々映り込むファンの子達の表情がこれまた素敵で感銘しました。

チャンカパーナの次にNEWSニッポンのイントロが流れた瞬間、客席の女の子崩れ落ちたの見て、本当嬉しかったんだろうなあ、ってこっちまで貰い泣きしました。崩れ落ちるとかカミュ様見た愚民かな???とか煽る余裕もない。確か白い服に羽つけてフライングしてたけど、それカミュ様リスペクト???とかそんなのも思う余裕がない。僅か二曲目にして既にNEWSのエンターテイメント性に圧倒されていました。ああいうの本当弱い。


あと、どこかのタイミングで映像に映り込む「帰ってきてくれてありがとう」って拙い文字で書いてある団扇にも泣きました。確かメンバーの誰かが泣いてたタイミングだったと思うので、フルスイングかShareかMCの辺りだと思うんですが。

「帰ってくる」ことが如何に重いか、如何に辛いか、如何に不安か。彼女(?)がそれを分かっているかはさておき、ある意味自分のアピールポイントとしての団扇に、ファンとしての感謝を書くことができる意味。それはやはり、アイドルとしてだけでなく、ただの4人としてのNEWSも愛されている証拠なのだな、と感じましたね。



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プリリズRLを通して描かれた「絶対アイドル」速水ヒロの人格。彼もステージ上では、夢を売る「完璧なアイドル」でしたが、逆に言えば、ステージ上でしか「アイドル」にはなれません。ステージを一歩降りれば、しがらみやコンプレックス、友情、義理、様々な物に縛られ、囚われ、もがき続ける彼は「ただの速水ヒロ」でしかありませんでした。

最終的に「アイドル」としてでなく、「ただの速水ヒロ」として、親友だったコウジ、そしてファンの黄薔薇達に謝罪をする彼の姿は、晴れ晴れとした様子でしたが、どこか不安げな様子でもありました。


私は「1人の人間」とステージ上で「芸能人(今回の例ではアイドル)」を演じる姿との、「作られた偶像」としてのズレこそ、その人の最大の魅力なのだと思っています。

演技であり、打算であり、理由があり、理屈だらけの存在。我々の前に現れる彼らは、我々の理想であると同時に本人の理想でもあります。彼らは自身の存在を客観視し、一番効率的な方法で自身のセールスポイントを表象化し、商売道具にすることにアイデンティティがあるように思えます。

しかし、彼らの時折見せる本音やプライベートの姿からは、普段の神格化された偶像ではなく、等身大の彼らとしての精神的未熟さや不安、人間としての欲望を感じ取ることができます。どれだけ理想を並べ立てても、「キャラ作り」として外見と内面を取り繕っても、その瞬間に彼らも我々と同じ様な「1人の人間」だと気付かされるのです。

その時得られる感情は、愛おしさであったり、親近感であったり、あるいは苛立ちであったり、様々なのだとは思いますが、これこそが、偶像としての「アイドル」が魅力的である大きなポイントなのでしょう。



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今回ジャニーズ、特にあの瞬間のNEWSの映像を見れたことは、私の「アイドル」観を見直す貴重な機会に繋がりました。キンプリの話があまりなくて申し訳ないのですが、それ位この映像に感化されたということで、ひとつ許していただきたいです。


そして見事加藤さんに絆された私は、取り敢えず入門として彼の処女作『ピンクとグレー』を購入しました。読み終わったら感想もまとめてみたいですね。あとお金できたら円盤買うからね…キンプリと一緒に店頭に持って行きたい。二大きらめき体験。きらめきに殺されます。


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この20年ちょっと、面食いの私がジャニーズに触れてこなかったことが不思議ではありますが、ハマるとここまで恐ろしい世界だとは思っていませんでした。1キンプリは1600キンプリですが、1NEWSは一体何NEWS払えば見られるのでしょうか。世界の闇は深いです。


未だに動揺しているのですが、このような経験は異文化交流の面白さを改めて実感する良いきっかけになりました。どうしても排他的かつ偏見に満ちた各ヲタク世界で、きらめきによって相手の心に語りかけることは、自分の視野も相手の視野も広げる文化的体験になることを知ることができ、本当によかったと思います。この機会を設けてくれた友人に感謝しかありません。ありがとう。



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「皆さんは覚えていますか?初めてプリズムショーに出逢ったときのことを!」

という言葉を思い出しながら、「初めて」で感じた気持ちを、自分は勿論、色々な人にとって大切な思い出にしていきたい、と強く感じた2016年の春でした。